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インタビュー
おもちゃ

インタビュー

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はじめに
 
おもちゃの大工 野出正和さん
受け身は人間をダメにする
子どもの頃は、図工と体育が得意でした。父親は、「受身は人間をだダメにする」からと、ビデオもエアコンも家にはありませんでした。ちょっと変わった家ですよね(笑)。でも、レゴブロックやつみ木、プラモデルなどは金額に関係なく買ってくれました。プラモデル屋さんでどれにしようか悩んでいた時に「一番いいの買っとけ」と、当時1万円以上もしたプラモデルを買ってもらった記憶があります。

学校で彫刻刀が必要になった時にも、プロ仕様を買ってくれて。父は、工務店をやってましたから、道具だけは本当にいいものを買ってくれました。そんな父が作ったお店を見た時は、子ども心にも「カッコイイ」と思いましたね。でも、そんな父も、僕が保育師の資格を取ろうと専門学校に入学して間もない頃に他界。僕は学校を辞め、働くことになったわけです。

本当に好きな物を、仕事にしたい
18歳から子どもが生まれるまで、いろんな仕事をしましたね。「安定している公務員の様な仕事」、「面白くはないが、金が稼げるコンサルタント」、「環境はいいが儲からない会社経営」。でも、本当に好きな仕事はなかったんですね。

で、子どもが生まれたことをきっかけに、「自分は、何が好きなのか? 何をやりたいのか?」じっくり考えたんです。そして、自分の好きを突き詰めていき、出た答えが「木のおもちゃ作り」だったんです。

無垢工房を始めることを青山の喫茶店で、友だちに話した時のことは、今でも鮮明に覚えていますよ。

野出:「会社やめて、木のおもちゃを作る」
友人:「おまえ、木のおもちゃ作ったことあるのかよ」
野出:「ない」
友人:「それなら、やめろよ」
野出:「いや、決めたから…」

プロフィール

● 無垢工房代表(おもちゃの大工さん)

● おもちゃコンサルタント養成講座 講師

● 日本おもちゃ会議 会員

● 創作おもちゃ普及協会(STA)会長。

Sousaku Toys Spread Association    STAとは創作おもちゃの普及を目的に1998年3月29日に檜山永次、中井秀樹、野出正和のメンバーにより設立された協会です。創作おもちゃを、STAでは天然素材を主原料にした手作りおもちゃと定義しています。

●2000年 テレビチャンピオン
 「木のおもちゃ職人選手権」準優勝

●無垢工房の「レン君」「ならべっこ」他、5つの玩具がSpiel gut(シューピルグッド)認定

Spiel −ドイツの優良玩具審査推薦マーク。教育者、デザイナー、心理学者、医者が中心となり、おもちゃが子どもの健康と環境に及ぼす影響を試験し、合格したもの。

● 共著:アイデア貯金箱/大月書店 1400円



お袋は反対、妻も半ば呆れてましたね。まわりの人は、ほとんど反対だったと思いますよ。でも、僕の中ではすでに決めていたこと。僕は、石橋を渡った後に振り向いて「危なかったなぁ」と思うタイプ。後先考えずに、こうと決めたら突っ走るタイプ。でも、妻は正反対の人。つり合いがとれてるのかな(笑)。

子どもが認めたおもちゃ
今でこそ、僕のおもちゃを作って売ってくれるところがありますが、初めは家でおもちゃを作っては、保育園の飛び込み営業でおもちゃを売って。でも、名も知らない人が飛び込みで行ったところで、園長先生も会ってくれやしなければ、買ってくれる人もいない。

でも、そんなことを何度も繰り返しているうちに、ぽつりぽつりと僕のおもちゃを認めてくれる人、と言うよりも、認めてくれる子どもが出てきたんですね。嬉しかったですよ。

昔は、自分一人でしたけど、今は、仲間といっしょに創り上げることや、その過程が重要で楽しいですね。おもちゃを作ってくれる工房に足を運び、夜、杯を交わす。お互いの信頼関係があってこそ、いい仕事ができるわけで、電話やファクスだけで、いいものを作ろうと言ったって、作れるもんじゃない。だから、最近はその凝縮系のイベントなどでは、その達成感というか、充実感がたまらない。会場のセッティングから当日の進行、そして、撤去までは、本当に大変だけど…。

おもちゃ

おもちゃで遊ぶ野出さんおもちゃ
考えるよりも、まず、作ってみる
僕は、図面をひけるわけではないので、机に向かって、あーだこーだ考えると言うよりは、ふとアイディアが浮かんだら、まず作ってみるんです。「忍者」も、スタッフがイベントで使用するモチーフを考えていたのがとっても楽しそうだったんで、僕も一つ書いてみようかと思って書いたのが元。それを少しずつ修正してできたんです。なかなか名前が決まらなくて…。保育園で子どもが横に並べて「分身の術」って遊んでるのを見て、「よし、忍者にしよう」と決めました。

僕は、海外の有名おもちゃメーカーに認めてもらうよりも、子どもたちに認めてもらう方がずっと嬉しい。僕のおもちゃが子どもたちに受け入れられたのは、大人だけど、子どもに近い大人が作ったおもちゃだからなぁ(笑)。

作る楽しみを伝えたい
今の日本の家庭は、中途半端なブルジョア。何にもなければ、子どもたちは自分たちで、遊ぶ道具を作ったり、遊びを考えるけど、今の子どもたちは、遊び道具が適当にあるから、自分で考える必要がないんだよね。でも、僕が子どもの頃作ることが好きだったように、今の子どもたちにも、その楽しみを少しでも伝えられたらと思って、全国各地でイベントをしています。

プロ仕様のすごくいい糸ノコを5台持って、全国どこでも行きますよ。子どもに糸のこ使って自由に切ったり、くりぬいたり。親は、どうしても「そこ少し線からずれてるわよ」などと、子どものやろうとしていることに、口をはさみがち。でも、そんなことを言われたとたんに、子どもたちのやる気ってなくなってしまうんですよ。そうすると台無しになっちゃうから、最初に『今日は、お子さんの好きなようにさせてください。絶対に手や口をださないように!!』って親御さんにお願いするんです。集中して好きなことをしていると、みんな目つきが変わってくるんです。その姿を見ているのって、ほんとおもしろいですね。

育児は、難しいモノじゃない!!
僕は、難しい教育論を聞くと退いてしまうんです。育児って、大変は大変だけど、難しいもんじゃないでしょ。昔からずーとやってきたことなんだから…。ただ、子どもと過ごせる時間がそんなにあるわけじゃないから、その時間を大切に、密度の濃い時間にしたいとは思ってる。今は、長男(小3)のサッカークラブのコーチもしやってます。今、一番楽しいのは、サッカーかな(笑)。

長男の通う小学校で、「親父の会の会長」も引き受けています。子どものためにと言うノリはよくあるけど、この親父の会は、「親父が元気になるための親父の会」。集まっては飲んで、ストレス解消!! やっぱり親父が元気でなくっちゃね。

無垢工房・野出さんのおもちゃは、「ゆーといぴあ」で購入することができます。

忍者(12個セット) モノクロガラガラセット カラコロじどうしゃ
忍者(12個セット)
3,990円(税込)
詳細を見る
モノクロガラガラセット
2,520円(税込)
詳細を見る
カラコロじどうしゃ
2,100円(税込)
詳細を見る

>> 「ゆーといぴあ」ホームページへ

取材を終えて
工房に入ると、まず最初に目に飛び込んできたのは、ピカピカに磨かれたバイク。小3年生の男の子を筆頭に、4歳、2歳(ともに女の子)と3児の父でもあるのに、おもちゃやバイク、サッカーの話をしている時の野出さんのは、父親と言うよりも一人の少年と言った感じ。

最近は、おもちゃという小さな世界でなく、保育室やキッズルームのトータルコーディネートも手がけているというからビックリ。飯能までの道のりは少し遠かったけれど、元気をもらって帰ってきました。野出さん、どうもありがとうございました。そして、これからも、楽しいおもちゃ待ってます!!
バイク

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