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インタビュー
 
絵本・本

インタビュー

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ご自身の作品をお作りになられるとともに、地域の子どもたちへの読み聞かせ活動、ともに遊ぶ活動を続けて19年。
そんな酒井さんが描いた絵本には、子どもたちの心の声がいっぱい詰まっています。
今月は、絵本作家でもあり、翻訳家でもある酒井公子さんに、
読み聞かせの場を訪れさせていただき、お話を伺いました。
 
絵本作家  酒井公子さん


子どもの頃から、本を読んだり絵を描くことがお好きだったそうですが、絵本を作り始めたのは、いつ頃ですか?


初めて絵本を書いたのは小学生の頃です。ちっちゃな絵本を作って、友だちに見せて楽しんでいました。絵本を作ることは、歌を歌うことが自然なように、私にとってはとても自然なことでした。紙とエンピツさえ渡しておけば、ずーっと静かにしている子どもだったそうです(笑)。本を読むことも好きでしたので、小学校に図書室ができたときも、嬉しかったですね。「この本、全部どれを読んでもいいんだ!」と思ったら、何だかワクワクしてきて…。

本格的に絵本の仕事を始めたのは、20年くらい前からです。私の中で「自分にしかできないものをしていきたい」という思いがあったようです。その自分にしかできないものが、今やっている「絵本」だと良いのですが…(笑)。



プロフィール


外資系企業に勤務後、
セツモードセミナー美術科を
卒業し、イラストレーターを経て、
絵本作家、翻訳家となる。




酒井さんの代表作「おくちをあーん」は、まさに子どもたちとコミュニケーションをとるきっかけ作りにピッタリの絵本ですが、あの絵本はどんな風に生まれたのですか?

周囲の多くの赤ちゃんと接するうちに、真剣に「1歳には1歳にしか楽しめない絵本があるはず」と感じはじめたのです。そんなことを考えながら本当に小さい人用の絵本を探してみましたが、1歳の子どもが本当に求めているものや、私が感じる1歳の子どもたちに必要なものを満たしてくれる絵本には、(一部の傑作絵本を除いては)当時はなかなか出会えなかったのですね。


おくちをあーん

その出来事の後、すぐに絵本はできあがったのですか?


いえいえ、そう簡単には子どもの求めているものは、見つかりませんでした。子どもたちの求めているものを知るために、臨時雇いの保母さんになってみたり、保育園に通わせていただいたりという日々が約3年続きました。そして、そこで「生の声で語りかけることの大切さ」と「理屈抜きで遊べる、子ども的遊びの楽しさ(『するする遊び』と私は勝手にこれを命名しています!)」を発見したのです。そして、その二つが生かせる絵本、つまり、絵本がただ読んであげるだけのものでは終わらない、コミュニケーションの入り口となる絵本、「おくちをあーん」のシリーズはこうしてでき上がっていきました。



「おくちをあーん」の場合の具体的な『するする遊び』をご紹介いただけますか?

はい(笑)。「おくちをあーん」を読むと、たいてい赤ちゃんのほうからママやパパに、「おくちをあーん」と呼びかけてきます。呼びかけられたら、「今のはなあに?」と聞いてみましょう。この言葉がけが赤ちゃんの目をキラキラとさせます。「キャンディー」「すいか」など、赤ちゃんはいろいろとイマジネーションをはたらかせて、こたえてくれるでしょう。そして、ママが終わったら、パパ、パパの次は、おじいちゃん、おばあちゃんというように、遊びがどんどん広がっていきます。


するする遊び

そしてそこでまた、大人が「あー、すっぱい!」などと、からだをぶるぶるさせると、赤ちゃんは大喜び。大好きな「ごっこ遊び」の始まりです。赤ちゃんは想像力(創造力も!)の達人ですから、この世界中のもので何一つ赤ちゃんの小さな手の平にのらないものはありません。(もちろん想像の世界でですが…。)ただこの想像の世界を「いっしょにまわりの大人がみつめてあげる」ことが大切なのですね。

その理由は、この何気ない遊びのやりとりの中に、実はたいへん大切なことがかくされているように思うからなんです。それはこの赤ちゃんに寄り添ってあげ、心のキャッチボールを続けてあげることによって、赤ちゃんは「自分が受け入れられていること。愛されていること」、そして「まわりの人は、温かい存在だと言うこと」、「この世界はよいものであること」を感じとり、自分の中で周りとの信頼関係を築いていかれるのではないでしょうか。

赤ちゃん絵本は、子ども一人にぽんと渡しっきりにしないで、本が入り口となってできた楽しい世界を、思う存分子どもたちといっしょに楽しんで下さい。きっと、とびっきりの笑顔が返ってくると思いますよ。

お子さん向けに「絵本作り」のワークショップを開催されているそうですね。


私のワークショップは絵本作りと言っても、絵本を作り上げる達成感を味わっていただくのと同時に、お父さんやお母さんがお子さんといっしょに絵本を作る、そのプロセスがとても大切なんですね。

子どもたちに「どんなお話なのか教えてくれる?」と聞くと、子どもたちは嬉しそうに話してくれます。それを親御さんに書き留めていただき、その言葉を子どもの描いた絵本にそえます。そこには、「自分の子どもがこんなことを、こんな風に感じていたのか・・・。」という驚きと発見があり、心の奥深いところでの気持ちや気分の共有を通して、お互いの心の距離がぐーんと縮まるのですね。絵本は、子どもたちの心の声を聞くことができますし、とっても良いコミュニケーションがはかれるものだと思います。

最後に読者の方へメッセージをどうぞ


私がこの場をお借りしてお伝えさせていただきたいことは、「絵本を通して『子どもの心』と付き合っていただけたら」と言うことです。だれでも、絵本の世界に入ればお友だち。絵本の中には、愛がいっぱい詰まっています。

また、「絵本は大事だから、何が何でも読まなくてはならない」とは、どうぞ思われないで下さいね。絵本の前にお父さん、お母さん、赤ちゃんみんなが大事だと思うのです。そんな、大事な人たちのぬくもりの交換に「絵本」がお役に立てればと思っています。「絵本は心のぬくもりのキャッチボール」。絵本を通じて、コミュニケーションをもっともっととってみませんか? その気持ちをポーンとただ赤ちゃんに投げかけるだけで、赤ちゃんは必ず応えてくれますよ!



読者の方へメッセージ


●酒井公子さんの絵本


おくちを あーん
おくちを あーん  改訂新版
 さかいきみこ/作・絵
 アリス館


おめめを ぱちっ おめめを ぱちっ
 さかいきみこ/作・絵
 アリス館

おみみを ぴーん おみみを ぴーん
 さかいきみこ/作・絵
 アリス館

たまごからうま 世界の民話傑作選
たまごからうま
 >> 詳細を見る
 酒井公子/再話 織茂恭子/絵
 偕成社

わにのアーサーおよばれにいく わにのアーサーおよばれにいく
 ラッセル・ホーバン/文
 ジェイムズ・マーシャル/絵

 酒井公子/訳
 偕成社

10わのインコどこいった! 10わのインコどこいった!
 クェンティン・ブレイク/作
 さかいきみこ/訳
 小峰書店

ねこの12星座占い ねこの12星座占い
 レズリー・アン・アイボリー/作
 酒井公子/訳
 小学館

蛍光カラーパネルシアター ピーターパン 蛍光カラーパネルシアター
ピーターパン
 荒木文子/構成
 酒井公子/絵
 アイ企画
お問合せ 0120-008486

※本の画像は、出版社に許可を得て掲載をしているものであり、転載を固くお断りします。

取材を終えて
取材の日、初対面のお母さんと赤ちゃん、そして小学生も、酒井さんの空気に包まれると、頬がゆるみ、ニッコニッコの笑顔。『コレがきっと酒井さんの絵本の原点なのかなぁ』と、撮影を忘れその姿に見とれていました。

バックナンバー一覧
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絵本作家 島田ゆかさん
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