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子ども用の机とイス、おままごと遊びが楽しくなりそうなお家、電車の収納ボックス。どれも、子どもたちが喜びそうなものばかり。今回は環境にもやさしく、ママも子どもも喜ぶ、話題の「段ボール遊具」を開発した(株)コクヨの開発担当者北野嘉久さんにお話を伺いました。

 
コクヨ・北野嘉久 コクヨ・北野嘉久


シリーズの第1弾、「あそんですく」のアイディアは、どんなときに浮かんだものですか?

わが家には二人の女の子がいるんですが、お絵描きなどをするときに、ちょうどいい机とイスがなかったんです。ダイニングテーブルだと高すぎるし、床の上で描かせるのでは姿勢が悪くなる。幼児用の机とイスがまるでなかったわけではないのですが、どれも使用する期間が短い割りに値段が高い。何かいいものはないかと思っていたときに、段ボールで作ることを思いついたんです。

プロフィール


1997年 (株)コクヨ入社

2003年1月 段ボール遊具の開発スタート

2003年7月
段ボール遊具第1弾「あそんですく」発売

2003年12月
段ボール遊具第2弾
「あそんでる〜む」「あそんでんしゃ」発売

段ボールなら価格も安い。価格が安ければ使う期間が短くても、親は納得するだろうし、子どもたちが落書きをしても、怒らないだろうと思ったんです。高いお金を払って買った家具に落書きされたり、シールを貼られるのはイヤですが、段ボールの机とイスなら、子どもたちに「好きに落書きしてもいいのよ!」って、言えますよね。

それで、会社の机で紙を切ったり貼ったりが始まったんです。まわりの人は「あいつ、何やってんだ?」と思っていたでしょうね(笑)。僕は、どちらかというと頭で考えるよりも、実際に自分で作った方が早いので、とにかく自分の手を動かして、いくつもサンプルを作りました。

北野嘉久さん 段ボールのイスに座っても大丈夫なんですか?

段ボールの強度って、意外と知られていないようですが、実は、とっても丈夫なんです。中でも、この「あそんですく」シリーズで使用しているのは「2層強化段ボール」と言ってとくに強度の高いものですので、安心してお使いいただけます。商品テストでは、140kgの負荷をかけて何回もテストを行いました。(適応荷重はデスク・イスともに30kgに設定)


開発のときに、一番苦労したことはどんなところですか?

デザインと安全性でしょうか。子どもの創造性を大切にしたいと思い、なるべくシンプルなものをと考えました。

でも、シンプルになりすぎると、商品としての魅力が感じられない。商品を見て、ワクワクするようなイメージを持たせつつ、子どもたちの創造の世界を邪魔しないデザイン。そのデザインとは、いったいどのようなものなのか。試行錯誤の毎日でした。また、デザイン的に良いアイデアが浮かんでも、安全面を考えるとできないデザインもありました。

そして、ようやくデザインも決まり、サンプルを使って子どもたちに実際に使ってもらったんですが…。これがまた、子どもたちは大人が予想もしない行動に出るんですね。私も2人の父親ですから、ある程度子どもの行動は予想がつくと思っていたのですが、子どもたちの行動は想像以上でしたね。でも、実際に使うのは子どもたちですから、子どもたちが安全に使えるものにしなければなりません。ですから、製品として完成するまで、何度も改良を重ねました。

あそんですく
「あそんですく」
3,675円(税込)
詳細を見る>>
あそんでる〜む
「あそんでる〜む」
3,990円(税込)
詳細を見る>>
あそんでんしゃ
「あそんでんしゃ」
2,205円(税込)
詳細を見る>>
「段ボール遊具」シリーズは、楽天市場ショップ「三月うさぎ舘」で購入できます。
購入はこちら>>



シリーズの第1弾・第2弾ともに収納のことも随分と考えられているようですね。

僕の家もそうですが、子どものものってどんどん増えて、どこの家でも収納に困っている。うちの奥さんも買い物、とくに大きなものを買うときには、しまうスペース、置くスペースを考えているので、できるだけコンパクトに、そして使わないときには小スペースでしまえる設計・折りたためる設計にしました。

それからもうひとつ収納でこだわったところは、パッケージ。パッケージは中身を出したら、通常捨てられてしまうものですが、「あそんですく」のパッケージは、ご家庭で収納場所に困っているお子さんの絵などを収納できるようになっていますし、「あそんでんしゃ」のほうは、電車を縦に積んだ時に固定するパーツになります。ちょっとしたことですが、使う子どもたちが使いやすく、そして、その周りの大人たちも「よかった」と思えるものにしたかったんです。
北野嘉久さん
北野嘉久さん


子どもたちが楽しく遊べる工夫がいっぱいありますね。

そうですね。大人もそうですが、思いもよらないところから何かが出てくる、隠されているって何だか楽しいですよね。だから、いろんなところにちょっとした仕掛けがしてあります。「あそんでる〜む」の壁には、スプーンやフォークが隠されていたり、窓をくりぬくとお皿に大変身。また、男の子の大好きな「あそんでんしゃ」は、運転手さんが乗っているだけでなく、連結もできるんです。この「段ボール遊具シリーズ」を使って、子どもたちが楽しく遊んでくれればと思っています。

段ボール遊具シリーズの良いところは?

良いところはたくさんありますが、世界にたったひとつの自分だけの机やお部屋が作れることでしょうか。お店で並んでいるときは、みんな同じ顔をしていますが、子どもたちが僕の開発したものに色をつけたり、好きなシールを貼って、違った顔になる。一度、お客様が使っている机やイスがどんなふうに変わっているのか見てみたいですね。

それから、環境、からだにもやさしいところ。最近はアレルギーに悩まれるお子さんも多いので、接着剤も一切使用しておりません。

最後に、今後はどんな商品をお考えですか?

今までのシリーズは、親が作ってあげて、子どもが遊ぶものでしたが、今度は子どもたちが自分で作れるシリーズを開発中です。僕は、工作など、自分で何かを作ることが好きでしたが、最近の子どもたちは物を作る楽しさをあまり知らないようなので、そんな子どもたちの手助けになるもの、子どもの人生を豊かに育むことができるようなものを作りたいと思っています。







 
取材を終えて

北野さんの開発した商品は、どれも温かさ、ぬくもりを感じる。そのぬくもりは、父親のごついイメージでなく、どちらかというと母親のやさしいぬくもり。きっと、この商品を我が子のように思い、開発したのだろう。そして、その経験が北野さんご自身の子育てに、とても生かされているような気がした。

(写真:北野さんが作った「あそんですく」の試作品)
編集後記



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