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インタビュー
絵本・本

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これまでに手がけた絵本の数はなんと70冊以上!
常に第一線で活躍しつづける、絵本作家・せなけいこさんに、お話を伺いました。
せなけいこさん せなけいこさん
最初の絵本は出版されるなんて思わなかった

子どものころから、絵を描くのもお話を作るのも大好きでした。学生の頃は、とにかく好きなことをやってましたね。本を読んだり、映画を見たり…。小学校5年生くらいで古本屋周りですからね(笑)。

母に絵描きになりたいっていったら、とんでもないって怒られましたよ。大学を受けなさいって言うんです。でも、大学に行ってもやりたいことがなかったから「わかった、高校をでたら一銭も要りません」と宣言。
ねないこだれだ

その頃、私の心の中では、弟子入りをするなら、童画家の武井武雄先生と、決めていました。1歳のときには、武井先生の本を見ていましたから。私の記憶にある最初の本は、武井先生の『おもちゃ箱』という本なんです。それで、児童文学の先生に何とか紹介していただいて、武井先生に弟子入りをしました。
いやだいやだの絵本
 福音館書店
 4冊セット2,520円(税込)/ 各630円(税込)
にんじん もじゃもじゃ
にんじん もじゃもじゃ
いやだいやだ ねないこだれだ
いやだいやだ ねないこだれだ
先生にはお弟子さんが10人いて、私がいちばん下。最初っから、新米に仕事がこないってことは分かってました。でも、収入がゼロでは本も買えないし、全然お話にならない。だから、最初は、銀行員をしていました。その次にテレビのCMプロダクションでコピーライターも。その間に挿し絵などの仕事はしていましたが、絵本を出すまでには大分時間がかかりました。

はじめて絵本を出したのは『いやだいやだの絵本』。その中の『にんじん』などは、うちの息子が小さい時に作ってやったもので、出版されるなんて思っていません。その当時、赤ちゃん向けの絵本といったら、ブルーナの「うさこちゃん」しかなかったんですが、息子がそれをとても好きでね。大事に見ていたんです。そんなに好きなら、私も赤ちゃん絵本作ってみようと思って。それから、次の娘が赤ん坊の頃に「出しましょう」っていう出版社が現れたんですよ。

日常のひとコマを絵本に

おばけの絵本は、息子がおばけが好きだったから作ったんです。「うさんごろ」も「はんしろう」も、うちのうさぎがモデル。絵本のアイデアは、身近なところからも生まれてきますね。

家族もそうです。絵本のモデルに使って、子どもたちに怒られたこともありました。「ルルちゃんってあなたでしょ」って友だちにからかわれるらしいんですよ。

今はね。そのルルちゃんも、2人の子どもの親です。 2年位前かな。「そんなわるいことするとね おおかみさんをよびますよ」って、娘が子どもを叱っているんです。受話器をはずして、「もしもし、おおかみさん、わるいこがいるからすぐもっててください」って。「わー ママ ごめんなさーい」。私がそれを大喜びで見てますと「この子を絵本に使ったら承知しないよ!」って怒られましたよ。「うん、分かった。名前は使わない」。だから『おおかみのでんわ』の主人公は、「ぼく」とだけかいてあります。
おおかみのでんわ

先輩から教わったことを、後輩に伝えていきたい


子育て中のお母さんから「子どもの頃読んでいた本を、子どもに買ってやりました」って、お 手紙を頂くようになりました。親から子、子からまたその子へと私の絵本を読んで頂いて、本当に嬉しく思います。いろんな出版社が、私の本を、とても丁寧に長く売ってくださるんです よね。一生懸命描いても、消えてしまう本もたくさんあるのに、私はとても幸運だと思います 。

せなけいこさん


私の時は、先生や先輩などたくさんの人に、いろいろなことを教えていただきました。それに 、散々叱られました。でもね、憎らしくて怒るのではなく、この子を何とかしなくちゃいけな いって思って言ってくださっているんです。あんまり小言を言うと嫌がられちゃうのかもしれないけど、小言を言う人も必要よね。今は、なかなかそんな先輩はいない。みんな一人でやら なくちゃいけないから大変だと思います。

ひとりひとり、本当はいろんないろを持ってるはずなんですけど、最近の絵本を見ると、みんな似ていますね。欠点があってもいいから、もっと勇ましいのが欲しい。武井先生に言われた ことは「絵の端を見ても その人だと分かるような絵を描きなさい」ということ。真似ではダ メなんですね、真似では…。


本当に描きたいものを描く

やっぱり、苦しいときがあるから、楽しいんですよね。若い時は、本当にいろんなことがある。お金が入ってこないと 生活できませんから、ある程度、お金のことも考えますね。だけどね。今はもう扶養家族もいませんし、自分の旅行代と本代さえあればいいわけです。

そうするとね。今度は好きなものを描けるんですよ。出版社が直せって言ったら、やめればいい。今は、本当に描きたいものを描いています。百まで生きる覚悟で、自分の好きなものを描き続けたい。私は武井先生を見ていますからね。先生は八十八で亡くなられる前の日まで絵を描いていらっしゃいましたから。ああなりたいなって思います。
プロフィール
せなけいこさん


せなけいこ(瀬名恵子)さん

東京生まれ。お茶の水女子大付属高卒。
10代で武井武雄氏に童画を学ぶ。
1969年に「いやだいやだの絵本」(全4冊・福音館書店)を出版。一躍、注目を集める。
1970年には同作品でサンケイ児童出版文化賞受賞。
ほか、「めがねうさぎ」(ポプラ社)「おばけえほんシリーズ」(童心社)など絵本多数。

児童出版美術家連盟会員。

 


●ユウchan編集部オススメ・せなけいこさんの絵本  
  *全てブックサービスで購入することができます。            
こちらでご紹介している絵本はまだまだほんの一部。
せなけいこさんの絵本をもっと見たい!という人はせなけいこさん・絵本リストをご覧下さい。
■せなけいこさんのあかちゃん絵本
いやだいやだの絵本 いやだいやだの絵本
(4冊セット)
福音館書店 2520円(税込)
あーんあんの絵本 あーんあんの絵本
(4冊セット)
福音館書店 2520円(税込)
■「せなけいこ おばけえほん」シリーズ
※「せなけいこ おばけえほん」シリーズから、編集部が3冊を選びました。 同シリーズのほかの絵本はこちらへ>>
おばけのこもりうた ゆうれいのたまご おばけいしゃ
おばけのこもりうた ゆうれいのたまご おばけいしゃ
童心社 840円(税込) 童心社 840円(税込) 童心社 840円(税込)
ブックサービスで購入する >> ブックサービスで購入する >> ブックサービスで購入する >>
■おばけとうさこのコンビが絶妙!「めがねうさぎ」シリーズ
めがねうさぎ おばけのてんぷら めがねうさぎのクリスマスったらクリスマス
めがねうさぎ おばけのてんぷら めがねうさぎの
クリスマスったらクリスマス
ポプラ社 1,260円(税込) ポプラ社 1,260円(税込) ポプラ社 1,260円(税込)
ブックサービスで購入する >> ブックサービスで購入する >> ブックサービスで購入する >>
■ほかにも楽しい、せなけいこさんの絵本
おおかみのでんわ ぼくのはさみ となりのたぬき
おおかみのでんわ ぼくのはさみ となりのたぬき
金の星社 1,155円(税込) 金の星社 1,155円(税込) 鈴木出版 1,155円(税込)
ブックサービスで購入する >> ブックサービスで購入する >> ブックサービスで購入する >>
※本の画像は、全て出版社に許可を得て掲載をしているものであり、転載を固くお断りします。


取材を終えて
取材の日、せなさんは歌のレッスンの帰り。とても高く澄んだ声の持ち主だったので、歌を歌ったらさぞ素敵でしょうね。お孫さんにせがまれると、絵本の読みきかせをすることもあるのだそうです。お孫さんが羨ましいな。
楽しいお話、本当にありがとうございました。これからも素敵な絵本を心待ちにしています!



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