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インタビュー ▲ 絵本のトップへ
心に響くメッセージと個性的なイラストで、若い世代から絶大な支持を受ける、大人気のアーティスト、326ことナカムラミツルさん。そんな彼が、妊娠・出産をテーマにした本を出版したと聞き、すごく驚きました。「ぜひ直接お話をうかがってみたいな」と思い、インタビューをさせていただきました。
ナカムラミツルさん ナカムラミツル(326)さん
――独身でもちろんお子さんもいない326さんが、どうしてこの本を出すことになったのですか? 何かきっかけがあったんでしょうか?

以前「雨のちレインボー」という本を出したんですが、読んでくれたママや妊娠中の人が、自分のホームページやブログで紹介してくれていたんですよ。思わぬところから反響があったからすごくびっくりして。それならいつか、そういう人たちに向けて、ママになるまでの"10ヶ月間"を描いた本を出したいなと思っていました。

5年後か10年後か、自分自身、もうちょっと先のことだと思っていたけど、新しい本を作るときの会議をしているときに、分娩台の上でいきんでいるママと、ママの手を握って応援している赤ちゃんのシーンが、浮かんできたんです。この絵を描いてみたいと思って、話したら、その場にいた女性が「326が描くことに意味がある」と言ってくれて・・・。それで「本にしよう」ということになったんです。出すなら「今」じゃなきゃダメだったと思います。

――どうして、326さんは、親の気持ち、ママの気持ちがこんなに分かるのでしょうか?この本を読んでとても不思議でした。

妊娠をすることもない、女性でもない、まして独身のぼくが、この本をだしたことを、不思議に思う人は多いでしょうね。
でも、経験したことがないから、かけることもあるんじゃないかと思うんですよ。SF小説のようにね。キスをしたことのない人のかく、ファーストキスのお話みたいに。

この本を作るにあたって、200人のママたちにアンケートへ協力してもらい、いろいろな意見を聞かせていただきました。妊娠・出産に関する資料も読んだけど、驚きはあんまりなかったんです。おなかの中にいたときの記憶が残っている子や、自分でママを選んで生まれてきたという子が実際にいることも知り、自分が想像していた通りだったので、すごく感動しました。


いつもみてるよ。がんばってるの、しってるよ。
いつもみてるよ。がんばってるの、しってるよ。
326(ナカムラミツル)/作
シンク・ディー出版/発行  サンクチュアリ出版/出版 1,260円(税込)
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プロフィール
ポップアーティスト ナカムラミツルさん

ポップアーティスト 326
(ナカムラミツル)
1978年佐賀県生まれ。1997年のデビュー以来、イラスト・詩・作詞・作曲・絵本・ゲームのビジュアルプロデュースなど、幅広いフィールドで創作活動を展開。若者の心の声を代弁するアーティストとして人気が高く、テレビ番組・ラジオ番組のレギュラー出演や雑誌連載などでも活躍。
●公式サイト「326部へようこそ!」

ナカムラミツルさん


――この本をつくるにあたり、苦労したことはどんなことでしたか?

一度できあがってからも、いろんな人に読んでもらって・・・。
完成までは本当に大変でした。

生みの苦しみは大きかったけど、ママや赤ちゃんのことを知れば知るほど楽しかったんです。もともと、妊娠・出産には興味があったので。

――でも、どうして、妊娠や出産に興味があったんですか?

ぼくは、高校の頃から20代までに、3人の家族の「死」と向き合いました。この苦しみは、いつまでも消えることはありません。 次作は「おばあちゃんがくれたもの」だし、死にとらわれているのかな。だから、気づかないうちに「妊娠」「出産」という、間逆のことを求めていたのかもしれません。


――おなかの赤ちゃんが、ママになる人を応援するというストーリーにしたのはどうしてでしょう?


ママの声は、おなかの赤ちゃんには聞こえてる。
赤ちゃんにしてみたら、ママとしゃべれないし、ちゃんと聞こえてるのにママには伝わらないし・・・、もどかしいんじゃないのかな。

おなかの赤ちゃんの返事は聞こえないけど、全部聞いているから、話しかけ続けてほしいんです。

ぼくのばあちゃんが入院してたときに、寝たままで目を覚まさない状態になってしまったんです。だから、みんなはあまりばあちゃんに話しかけてなかったんだけど、ぼくはずっと話しかけてました。それでも、半分は聞こえてないだろうなという気持ちがあったんだけど。

そしたらある日、ばあちゃんは、奇跡的に目を覚ましたんです。
「ばあちゃんが寝てる間、ずっと話かけよったばい」って言ったら、「全部聞こえてたよ」って、そう言ってくれたんです。この言葉がぼくをどれだけ救ってくれたか。今では、半分疑っていて、申し訳なかったなって思います。

つらいときも、おなかの赤ちゃんはいつもママのことを見てる。
赤ちゃんも一緒に頑張って、おなかの中から応援しているから、それを忘れないでいてほしい。

――これからパパになるひとができることって、なんだと思いますか?

お父さんとしての気づき。パパの自覚をつけることかな。
男は鈍感だからね。ママがパパに助けを求めて、「パパの役割」をつくってあげるのもいいと思う。

以前ある人に、「赤ちゃんが生まれた日の空を写真に撮って欲しい」と言われたことがあります。それがずっと僕の心に残っていて・・・。パパになる人にぜひやってほしい。

父ちゃんが死んでからしばらくして、父ちゃんの撮った写真を見たら、嬉しくって涙が止まりませんでした。父ちゃんの姿が一枚も映っていなかったんです。口下手で、言葉では愛情表現してくれない人だったけど、「父ちゃんに愛されてたんだな」ってことが、よく分かった。

――次作って、あるんですか?

次作をと言われるけど、これはもうこれで完結してしまっているので、続編はいらないと思うんですよ。

育児中のママでも「妊娠中の頃の気持ちにかえれる」「妊娠中のことを思い出して、また頑張れる」っていう人もいたし。もし次に描くことがあるとしたら、自分が育児をするようになったときかな。


ナカムラミツルさん

 ● 326さんのその他の作品

みんなのうみ
みんなのうみ
前田 亘輝(TUBE) 林 柳波(童謡「海」作詞)/作
なかむら みつる(326)/絵
サンクチュアリ出版 1,470円(税込)
“NHKみんなのうた”で大反響を呼んだ、TUBEが歌う「みんなのうみ」に、326さんが絵をつけて、心温まる絵本が生まれました。ぜひ、親子いっしょに読んでください。
詳細を見る 購入する ブックサービスで購入する

おばあちゃんがくれたもの
おばあちゃんがくれたもの
なかむらみつる/作 青春出版社 1,449円(税込)
326さんとおばあちゃんが過ごした日々をつづったエッセイ。私も久しぶりに、自分のおばあちゃんのことを、思い出しました。家族や周りの人をもっと大切にしたくなる、すべての人に読んで欲しい本です。
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雨のちレインボー
雨のちレインボー
ナカムラミツル/作・絵 宝島社 1,575円(税込)
326さんの手による、心に響くメッセージ集。
「悲しいときは泣けばいいんだよ。雨のあとにしか虹は出ないんだから。」この言葉には、とても救われました。 思いがけず、ママたちから大きな支持を受けたそうですが、それもよく分かります。
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やさしいあくま
やさしいあくま
ナカムラミツル/作・絵 幻冬舎 1,470円(税込)
326さんが初めて手がけた絵本。
生きること、死ぬこと。友だちを思う気持ちと愛情。最後まで涙を流さずに読むことはできません。 残念ながら現在は絶版。図書館でご覧ください。
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12dogs
12dogs
ナカムラミツル/作 CISC出版 950円(税込)
体のどこかに12星座のしるしを持った12匹のわんこの物語。犬好き必見の1冊です!!
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