これまでに手がけた絵本の数はなんと70冊以上!
常に第一線で活躍しつづける、絵本作家・せなけいこさんに、お話を伺いました。
せなけいこさん
せなけいこさん
最初の絵本は出版されるなんて思わなかった
子どものころから、絵を描くのもお話を作るのも大好きでした。学生の頃は、とにかく好きなことをやってましたね。本を読んだり、映画を見たり…。小学校5年生くらいで古本屋周りですからね(笑)。
母に絵描きになりたいっていったら、とんでもないって怒られましたよ。大学を受けなさいって言うんです。でも、大学に行ってもやりたいことがなかったから「わかった、高校をでたら一銭も要りません」と宣言。ねないこだれだ
その頃、私の心の中では、弟子入りをするなら、童画家の武井武雄先生と、決めていました。1歳のときには、武井先生の本を見ていましたから。私の記憶にある最初の本は、武井先生の『おもちゃ箱』という本なんです。それで、児童文学の先生に何とか紹介していただいて、武井先生に弟子入りをしました。